2歳のお子さんとの絵本タイムは、親子の絆を深め、言葉や感性を育む大切な時間ですよね。今回は、0歳の頃から読み聞かせを続けてきた中で、特に心に残るおすすめの絵本をご紹介します。お子さんの成長を間近で感じられる、そんな素敵な絵本ばかりです。
0歳からのお気に入り絵本たち
乳児期から読み聞かせを始め、長きにわたって愛読している絵本からご紹介します。これらの絵本は、シンプルな構成ながらも、赤ちゃんの五感を刺激し、豊かな情操を育むのに役立ちます。

はらぺこあおむし
『はらぺこあおむし』は、色とりどりの美しい絵と穴あきのしかけが子どもたちを魅了します。「月曜日にりんごをひとつ」「火曜日に梨をふたつ」と食べ進めるあおむしに、お子さんは「次は何を食べるのかな?」とワクワクしながらページをめくります。小さな指で穴をちょんちょんと触る仕草がとても可愛く、自然と指先の器用さも育っていきます。繰り返し読んでいると、いつの間にか数や曜日を覚えてしまうのも嬉しい効果です。英語版も一緒に読めば、「Very Hungry Caterpillar」という英語の響きにも慣れ親しんでいけますよ。きます。
かみさまからのおくりもの
『かみさまからのおくりもの』は、読むたびに心がほっと温まる絵本です。「よく笑う」「力持ち」「やさしい」など、赤ちゃん一人ひとりに神様が違った素敵な贈り物をくださるお話で、読み聞かせながら「うちの子のおくりものは何だろう?」と考えてしまいます。お子さんの笑顔を見ながら「きっと『よく笑う』がおくりものね」なんて話しかけると、親子でにっこり。どんな個性も素晴らしいものなんだよ、ということが自然に伝わり、お子さんの自信にもつながっていきます。
うまれてきてくれてありがとう
『うまれてきてくれてありがとう』は、読むとじーんと胸が熱くなる絵本です。生まれる前の男の子が「ぼくのママはどこかな?」と一生懸命探している姿に、思わず涙がこぼれそうになります。最後にやっと出会えたママが「うまれてきてくれて、ありがとう」と抱きしめるシーンでは、お子さんを抱きしめたくなってしまいます。「あなたも、生まれてきてくれて本当にありがとう」と声をかけながら読むと、お子さんは自分がどれだけ愛されているかを感じ取ってくれるはずです。
みんなであなたをまっていた
『みんなであなたをまっていた』は、赤ちゃんが生まれてくることを、家族みんなで心待ちにしている様子が描かれています。うさぎの親子が、それぞれ赤ちゃんを迎える準備をする姿は、読んでいるだけで心が温まります。兄弟がいるご家庭では、上の子に読み聞かせると、赤ちゃんが生まれてくることへの期待感を共有でき、赤ちゃんへの愛情を育むきっかけにもなりますね。家族の温かさと絆を感じられる一冊です。
だるまさんシリーズ
『だるまさんシリーズ』は、もう間違いなく笑顔になれる絵本です。「だ〜る〜ま〜さ〜ん〜が〜」とゆっくり読んで、ページをめくると「どてっ」「ぷしゅ〜」。お子さんは体を左右に揺らしながら、声を出して笑ってくれます。この「期待してめくって、笑う」という繰り返しが、絵本の楽しさを教えてくれるんです。シンプルだからこそ、何度読んでも飽きずに、親子で一緒にゲラゲラ笑えます。読み聞かせが苦手なパパママでも、これなら楽しく読めますよ。
しろくまちゃんのホットケーキ
『しろくまちゃんのホットケーキ』は、読んでいるうちにホットケーキが食べたくなる絵本です。「ぽたあん どろどろ ぴちぴち ぷつぷつ」という焼けていく音が楽しくて、お子さんも一緒に「ぷつぷつ〜」と言いたくなります。絵本を読んだ後は「今度一緒にホットケーキ作ろうか」と約束して、実際に作ってみると大喜び。混ぜる、焼く、ひっくり返すという工程を体験することで、お子さんの「やってみたい」気持ちがぐんぐん育ちます。
やさいさん
『やさいさん』は、土の中に隠れている野菜たちが、次々と「すっぽーん!」と元気よく顔を出す様子が魅力的な絵本です。リズミカルな言葉と、ユーモラスで温かみのあるイラストが特徴で、子どもたちはページをめくるたびに「次はどんな野菜が出てくるんだろう?」とワクワクすること間違いなし。
この絵本は、子どもたちが普段食べている野菜について興味を持つきっかけを与えてくれます。読み聞かせを通じて、食への関心を自然と育むことができる、親子で楽しめる一冊です。
ぺんぎんたいそう
『ぺんぎんたいそう』は、ペンギンの動きに合わせて、子どもたちも体を動かせる絵本です。「いち、にい、さん!」と声に出しながら、一緒に体操することで、楽しみながら身体能力を養うことができます。雨の日など、お家の中で体を動かしたい時にもおすすめです。
きみのことがだいすき
『きみのことがだいすき』は、お子さんへの無条件の愛情をストレートに伝える絵本です。シンプルな言葉で「あなたが大好きだよ」というメッセージが繰り返し語りかけられ、読み聞かせながら、親から子への愛おしさが自然と募ります。
この絵本は、子どもの自己肯定感を育む上で、繰り返し読んであげたい一冊です。私自身も、子どもを叱ってしまった日の夜には、寝る前の読み聞かせを通じて、わが子への「大好き」という変わらない気持ちを伝えています。
2歳からの絵本選びのポイント

2歳になると、言葉の理解が進み、物語をより深く楽しめるようになります。絵本を選ぶ際には、以下のような点を意識すると良いでしょう。
- 言葉のリズムや響きが楽しい絵本: 繰り返しの言葉や擬音語・擬態語が多い絵本は、言葉への興味を引き出し、語彙力を高めます。
- 想像力をかき立てる絵本: 物語の中に、子ども自身が入り込んで想像を膨らませられるような絵本は、創造性を育みます。
- 心の成長を促す絵本: 友情、思いやり、感謝など、社会性や共感性を育むテーマの絵本もおすすめです。
- 自分で選ばせる機会を作る: 図書館や書店で、お子さん自身に絵本を選ばせることも大切です。自分で選んだ絵本は、より愛着を持って読むことができます。
絵本がくれる豊かな時間
絵本は、子どもたちにとって、言葉の世界を広げ、想像力を育み、心を豊かにする魔法のツールです。そして、親にとっても、子どもとの特別な時間を共有し、成長を喜び合えるかけがえのないものです。
今回ご紹介した絵本以外にも、世の中には素敵な絵本がたくさんあります。ぜひ、お子さんの興味や発達段階に合わせて、お気に入りの一冊を見つけてみてください。そして、毎日少しの時間でも、お子さんとの絵本タイムを大切に、心温まるひとときを過ごしてくださいね。
どんな絵本でも、親子で一緒に読み、語り合う時間は、お子さんにとってかけがえのない宝物になるはずです。

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